【教室いらず?!】ピアノオンラインレッスンのメリットと選び方のコツ
2023.11.16
▷目次
自宅にいながら、オンラインレッスンできたら嬉しいですよね。「上達できる?」「教室へ通ったほうが良いのでは?」と感じる人も多いですが、レッスン内容をからすればオンラインはリアルと変わりません。対面か対面でないかの違い。定期的に教室へ通えるなら問題ありませんが、「忙しくて時間調整も難しい」「自宅の近所に教室がない」というケースであれば、オンラインレッスンほど適したものはないでしょう。ここでは、オンラインレッスンのメリットや選び方を中心にご紹介します。「オンラインなら続けられるかも」と思ったら、ぜひ記事を確認してみてください。
【オンラインレッスンとは】
オンラインレッスンはスマホやPC、タブレット端末のビデオ通話システム(LINE・ZOON・Skypeなど)を使って練習することです。使用するアプリやソフトをインストールし、接続テストを行ってからスタート。体験レッスンも可能なので、「オンラインでも大丈夫?」「対応できるかどうかわからない」という人もしっかり試せますよ。カメラとの位置関係や音声を確認し、通信環境の準備はしておきましょう。手元が映るよう、スタンドや椅子を使ってななめ上から撮ってください。レッスンの受け方は講師から説明があり、コミュニケーションの取り方もオンラインを経由するため、重要事項はメモをとっておくことがおすすめ。
レッスン内容の一例
・基礎トレーニング(指の動きや流れ、スタッカート・スラー・レガートのテクニック)
・選んだ曲の練習(クラッシック・ジャズ・ポップス)
・コンクールへの指導
内容は教室によって異なりますが、3~80歳くらいまで幅広い世代に利用されています。回数や時間はほとんどリアルと同じ。レッスンを受ける場所が、「自宅か教室か」というだけです。楽譜をダウンロードしたり、レッスン後にサポート動画が届けられたり、教室ごとにさまざまなサポート体制を設置。「教室へ通いたい」「対面のほうが好き」という人もいるので、合うか合わないかを考えて申し込みましょう。そうは言っても広まりつつあるのは事実なので、選択肢の候補へ入れてみませんか?
【オンラインレッスンのメリット】
個人の事情にもよりますが、考えられる大きなメリットは3つ。
移動時間の節約
オンラインレッスンは移動しなくても良いので、これまで必要だった移動時間を有効利用できます。ピアノ教室へ通う場合、自宅からの往復時間が必要。子供の場合は学校から帰宅して教室へ向かいますが、保護者の送迎が求められるケースも多数。自宅と教室の距離が近ければ気にならないかもしれませんが、遠ければ移動時間も必要になるでしょう。送迎がなければ徒歩もしくは自転車となり、雨の日は負担も大きくなる。大人であってもそれは同じです。どれだけ駅近で仕事帰りに立ち寄れたとしても、レッスンを終えて自宅へ帰るにはそれなりの時間がかかります。例え自宅から自転車で片道10分でも、往復にすれば20分。レッスン開始までに教室へ入るには、少なくとも5~10分は早めに自宅を出ます。それだけでも30分以上はロス。どの程度の移動かによりますが、オンラインレッスンであればその心配はありません。さらに交通費(経費)も発生しないので、その分だけお得です。
費用を抑えられる
教室やコースによりますが、1回のレッスン3,000円(30分)からという募集もあります。リアルと変わらない月謝8,000~10,000円(45~50分)が相場となりますが、トータル的に考えれば費用を抑えられるでしょう。ただし、マンツーマンで教える個人教室との比較になるため、大手ピアノ教室のグループレッスン、月謝5,000円の価格には勝てません。では、「トータル的に考えれば費用を抑えられる」とはどういう意味でしょうか。これも人によりますが、個人教室へ通っている人は、講師へのお礼としてお中元やお歳暮などを用意するケースがあります。また、発表会への参加費用(衣装代など)や教材など、月謝以外に思いのほか経費がかかることも珍しくありません。それと比較すると、オンラインレッスンは個人とのつながり。発表会などの案内はあるかもしれませんが、教室へ通っているわけではないため強制されたりはしません。講師と直接会うわけではないので、お礼の品も不要です。
遠方でもレッスンを受けられる
ピアノ教室は大きな街にしかありませんが、オンラインレッスンを活用すれば遠方でも練習できます。例えば愛媛県西予市には3件のピアノ教室(通学スタイル)がありますが、ほぼ市内中心部にあるため、山間部に近い場所へ自宅があれば通えません。都市部へ住んでいれば影響を受けませんが、地方の山間部は公共交通機関も限定されます。そのためピアノを習いたくても難しい状況になる。ところがオンラインレッスンは通信環境さえ整えれば、どこに住んでいても指導を受けられるのです。
メリットがわかったところで、今度は選び方のコツを解説しましょう。
【費用を考える】
リアルなピアノ教室より低価格なところが多いですが、有名なところは月謝20,000円(4回)を超える場合もあります。例えば「音楽スクールが主催している」「プロのピアニストが指導する」「午後10時くらいまで対応している」など、他の教室にはないサービスやサポートも充実。「サービスは必要ない」「できるだけ費用を抑えたい」という人は、口コミなど参考にして教室を探してください。月謝で見れば高いように感じられるレッスンも、1回ずつのコースであれば高くはありません。「月謝で計算すれば安い」ということも考えられますが、コンクールへ出ないのであれば、月に1回講師から指導を受けるペースでも大丈夫。独学で練習するより、必要なアドバイスを受け取れます。
【受講の日程時間】
せっかく移動時間がなく快適であれば、レッスンの日程時間も検討しましょう。教室によっては日時が決められたコースもありますが、講師が生徒の都合に合わせてくれるところもあります。いつでも申し込めるわけではありませんが、次のレッスン日時を指定。都合の良い日を予約できるので、自分のスケジュールを優先できますよ。
【お試し体験】
ほとんどのオンラインレッスンでお試し体験OKなので、相性の良い講師を見つけるためにも受けてみましょう。教室によっては、無料のお試し体験相談会も開催されています。「直接質問してみたい」「オンラインレッスンの中身が知りたい」など、実際のレッスンを体験する前に説明を聞くことができるため疑問を解決してください。その上で「どんな感じ?」と興味を持ったレッスンを体験。そこで「他の教室のオンラインレッスンも受けてみたい」と思ったら、いろいろ探してみましょう。
【口コミを参考にする】
「感想は人それぞれ」という前提を持った上で、口コミを確認してください。ピアノのオンラインレッスンは多くの人が体験しているので、その教室の評判を見るのも簡単です。もちろん感想には個人差もありますが、候補にした教室ならなおさら気になるはず。メリットだけではなくデメリットも教えてもらえるのでチェックしてみましょう。オンラインレッスンだからこそ、習っている人は日本全国。親しい友人からの情報や近所の評判もわからない。書かれてあることがすべてではなく受け取り方もさまざまですが、何の予備知識もなかったら選ぶ基準が持てません。「こんなこともあるんだなぁ」という程度に口コミを読んで、参考意見の1つとして取り入れてください。
【まとめ】
今回はオンラインレッスンのメリットと選び方をまとめました。
・移動時間を必要としない
・総合すれば費用を抑えられる
・遠方でも受講できる
・費用や日時を考えて選ぶ
・お試し体験をしてみる
・口コミを確認する
「オンラインで習うことに抵抗がある」という人もいるかもしれませんが、やってみると意外に合っている人も多いです。「どうしても対面で」という気持ちがないのであれば、お試し体験で1度実践してみるのもおすすめ!その上で「やっぱり難しい」「これは良いかも」という判断をつけてください。通いとオンラインの両方を取り入れている教室もあるので、気になる候補をチェックしましょう。