【ドラマ「初恋」のようなビートメイキング!】DTM初心者がクールなビートを作るためのガイド
2023.11.16
▷目次
甘酸っぱくもほろ苦い青春の思い出を描写し一斉を風靡したNetflixドラマ「First Love 初恋」ですが、主人公の息子である綴が勉強していると見せかけて密かにビートメイキングしていたシーンが印象的でした。彼の熱意に心を打たれ、ビートメイクに挑戦したいと思った方もいらっしゃるんではないでしょうか。
ここでは、DTM初心者でもかっこいいビートを作れるようになる、ビートメイキングのコツをお伝えします。
【DTMとは?】
DTM(デスクトップミュージック)は、コンピュータを使って音楽制作を行う手法のことです。他の楽器に比べ、初めての音楽制作でもハードルが低いため、ぜひ挑戦してみてください。
必要な機材とソフトウェア
主な機材としては、パソコンやノートパソコン、ヘッドフォンやモニタースピーカーなどの音声再生機器、そしてMIDIキーボードやパッドコントローラーなどの入力デバイスが挙げられます。また、DAW(デジタルオーディオワークステーション)と呼ばれる音楽制作ソフトウェアも重要です。Ableton LiveやLogic Pro、FL Studioなどは初心者におすすめのツールです。
基本的な操作と機能の理解
DAWソフトウェアのインターフェースやトラックの作成、音源の配置、エフェクトの追加などの基本的な操作を学びましょう。また、MIDIを使った音符の編集やミキシング、マスタリングなど、より高度な機能にも挑戦してみましょう。
学習リソースと情報収集
DTMの学習には、さまざまな情報源を活用することが重要です。オンライン上のチュートリアル動画やユーザーコミュニティ、書籍やオンラインコースなど、さまざまな学習リソースが存在します。初心者向けのDTM講座やガイドブックを参考にしながら、基礎知識を身につけましょう。また、実際に音楽制作に取り組むことで経験を積み、スキルを向上させることも大切です。
困った時はプロから学ぶこともオススメです。プロから基礎を学び、基本的なビートメイクできるようになったら、自由にオリジナリティを発揮しましょう。
【ビートメイキングの基本ステップをマスターしよう】
ビートメイキングは、DTM初心者がクールなビートを作り上げるための重要なスキルです。
リズムパターンの作成
ビートメイキングの基本は、リズムパターンの作成です。まずはDAWソフトウェア上でドラムトラックを作成し、キックドラム、スネアドラム、ハイハットなどの音素材を配置します。リズムの基礎となるパターンを作り出しましょう。シンプルなリズムから始め、徐々に複雑なパターンに挑戦していくことで、クールなビートを生み出せます。
サンプリングとサウンドデザイン
ビートメイキングでは、サンプリングとサウンドデザインが重要な要素となります。サンプリングとは、既存の音源を取り込んで使用することです。ドラムサンプルやエフェクトサウンドなど、自分の好みや曲の雰囲気に合った音素材を選びましょう。また、サウンドデザインでは、エフェクトやフィルター、エンベロープなどを使って音の質感や表現力を調整します。個性的なサウンドを作り出すことで、クールなビートに独自の魅力を与えることができます。
アレンジとトラックレイアウト
ビートメイキングでは、アレンジとトラックレイアウトも重要な要素です。アレンジでは、イントロ、バース、コーラス、ブリッジなどのセクションを組み立てていきます。ビートの変化や繰り返しパターン、音素材の追加や削除など、曲の構成を工夫しましょう。また、トラックレイアウトでは、各トラックのバランスやパンニング、エフェクトの設定などを調整します。クリアでバランスの取れたトラックレイアウトを作り出すことで、ビートの聴きやすさや魅力を高めることができます。
【サンプリングとドラムキットの選び方】
サンプリングの選び方
サンプリングは、既存の音源を取り込んで使用することです。クールなビートを作るためには、自分の好みや曲の雰囲気に合ったサンプルを選ぶことが大切です。まずは、信頼性のあるサンプルライブラリやオンラインのサンプルストアを探してみましょう。ドラムサンプルやパーカッション、エフェクトサウンドなど、幅広いジャンルやスタイルのサンプルを集めることで、多彩なビートを作り出すことができます。
サンプルの編集と加工
選んだサンプルをそのまま使用するだけではなく、編集や加工を行うことで独自のサウンドを生み出すことができます。例えば、イコライザーやフィルターを使って周波数バランスや音色を調整したり、エフェクトをかけたり、ループやスライスを利用してリズムパターンを変化させたりすることができます。自分の好みやアイデアに合わせてサンプルを加工し、ビートの個性を引き出しましょう。
ドラムキットの選び方
ドラムキットはビート作りにおいて重要な要素です。クールなビートを作るためには、リアルなドラムサウンドや特徴的なキットを選ぶことが求められます。ドラムキットは、サンプルライブラリや音源プラグインによって提供されています。好みやジャンルに応じて、キックドラム、スネアドラム、ハイハット、シンバルなどのドラムサウンドを選びましょう。また、各ドラムの音色やチューニング、エフェクトなどもカスタマイズできる場合がありますので、自分のビートに合わせて微調整することもおすすめです。
【リズムやグルーヴの演出テクニックでビートを魅力的に仕上げる】
リズムやグルーヴの演出テクニックを学ぶことで、ビートに独自の魅力や動きを与えられ、聴く人を引き付けることができます。
オフビートやスウィング感の導入
リズムやグルーヴを魅力的にする一つの方法は、オフビートやスウィング感を取り入れることです。オフビートとは、通常の拍子ではなく、拍子の中間や強調されない部分にアクセントを置くことです。スウィング感とは、音符のタイミングを微妙にずらすことで生まれるリズムの揺れのことです。ビートにオフビートやスウィング感を加えることで、よりグルーヴ感が増し、クールなリズムパターンが生まれます。
ドラムフィルやフィルインの活用
ドラムフィルやフィルインは、ビートにダイナミックさや変化をもたらす重要な要素です。ビートの特定の箇所で、キックドラムやスネアドラムを連続的に演奏することで、リズムにアクセントやフレアを加えることができます。また、ハイハットやシンバルのフィルインを活用することで、リズムに奥行きやテクスチャを与えることができます。独自のドラムフィルやフィルインを作り出し、ビートにアイデンティティを与えましょう。
グリッドに縛られない表現
ビートメイキングにおいては、グリッド(リズムの正確な配置)に縛られずに表現することも重要です。ビートの一部に微妙なタイミングのズレや不規則なリズムパターンを取り入れることで、より自然でオーガニックなグルーヴを演出することができます。また、ヒューマンライズやヒットハットの微妙な変化を加えることも効果的です。リズムに一定の変化や遊び心を持たせることで、ビートがより魅力的になります。
【まとめ】
DTM初心者がクールなビートを作るためには、継続的な練習と探求が欠かせません。まずは基礎的なツールの操作やビートメイクの基本を覚えましょう。慣れてきたら、自分のセンスやアイデアを存分に発揮し、自由にビートメイクしてみてください。まずはチャレンジしてみましょう。ビートメイキングの楽しさとオリジナルのビートを作り上げる喜びを必ず体感できるはずです。